2025/07/01 17:28
はじめに
1970年代後半から活躍を続けるシンガーソングライター、渡辺真知子。その3枚目のオリジナルLPアルバムとして1979年6月21日にリリースされた『遠く離れて』は、シティポップや歌謡曲のエッセンスをまといつつ、彼女ならではのメロウな歌声が胸を打つ名盤です。
アルバム概要
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リリース日：1979年6月21日
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レーベル：CBS（ソニー）
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フォーマット：LP（12inch）
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ジャンル／スタイル：Rock、Funk／Soul、Pop。ディスコ、歌謡曲、シティポップなど多彩な要素を融合したサウンド。
多彩なサウンドとスタイル
本作は、南国の風を感じさせるトロピカルなライトメロウから、ドライヴ感あふれるロックナンバー、そしてしっとりと聴かせるバラードまで幅広く網羅。とくに6曲目「南の国の恋人達」では、ラテンリズムが心地よく駆け抜け、聴くものを異国情緒へ誘います。アルバム全体を通じて、切なさと軽やかさが絶妙にミックスされたアレンジが光ります。
アナログLPならではの音質
リスナーからは「懐かしい上質のサウンドで、声の揺らぎが手に取るようにわかる」と評されるほど、LP特有の暖かみある音像が魅力です。針を落とす瞬間から広がるアナログのふくよかな響きが、渡辺真知子の透明感あるボーカルを一層際立たせ、デジタル音源では味わえない臨場感をもたらします。
ジャケットの魅力
オリジナルLP帯付きのジャケットは、当時のアートワークを色濃く残したデザイン。柔らかなパステルトーンを基調に、渡辺真知子の優雅な姿が印象的にレイアウトされています。レコードコレクターにとっては帯やライナーの保存状態も重視したいポイントです。
代表曲ピックアップ
A面6曲、B面5曲の全11曲を収録。
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南の国の恋人達（A6）…トロピカルなリズムが心地よいライトメロウ。
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空港（B3）…疾走感あるミディアムアップで、旅情をかき立てる一曲。
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さよならに愛をこめて（A3）…切なさと優しさが交錯するバラード。
終わりに
デジタル全盛の今だからこそ、LPレコードで聴く『遠く離れて』はその価値を再認識させてくれる一枚。温かなアナログサウンドと渡辺真知子の瑞々しい歌声がもたらす至福の時間は、まさにレコードコレクター必携の名盤です。ぜひお手元に加えて、その魅力をじっくり味わってみてください。
